【采衣】 ― さい
①選び、まとうこと。
②地球にやさしいあなたを選ぶこと。
③素敵なあなたを選ぶこと。
ブランドメッセージ
アパレル産業は地球環境の破壊にとても影響を持つ産業です。
たくさん服をつくって、たくさん消費されて、たくさん捨てられています。
縫製工場もその一端を担う仕事です。責任があります。
服づくりの現場から、少しでも貢献できることはないか。
考えた末に出した答えが、生産過程で出てしまう残った生地や端切れなどの「残布」をアップサイクルし、地球にやさしい服づくりを目指すこと。
そこで、2020年にファクトリーブランド【采衣】をはじめました。
「采」という漢字には元来、「選び取る」という意味があります。
地球にやさしい服を選ぶ。そんな素敵なあなたと、采衣を通じてつながる。
仲間が増える。きっと、ちょっとだけ世界が豊かになる。
これからも、岩手の小さな縫製工場から、大きな挑戦を続けます。
采衣の取り組み
「地球にやさしい服づくり」
従来、縫製工場は、メーカーからの仕事を受けて服を生産します。
実は、その生産過程でたくさんの「残布」が生まれます。
1、2年は倉庫で保管しますが、そのあとは残念ながら廃棄することになります。
それも、お金をかけて。
廃棄にかかる料金が、工場の経営を圧迫しているのも事実です。
私たちは縫製工場です。服をつくることができます。
残布を処分するのではなく、服に生まれ変わらせることで、地球にやさしい取り組みを目指しています。
「工場の外に仲間をつくる」
【采衣】をはじめてまず取り組んだことは、仲間をつくることです。
岩手の小さな縫製工場。できることは限られていました。
これまで、下請けの仕事しかやってこなかったからです。
企画はもちろん、自分たちで販売することははじめての経験でした。
「残布をアップサイクルすることで地球にやさしい服づくりをしたい。」
【采衣】に込めた想いを工場の外に出すことからはじめました。
地元のクリエーターや、地域で漆染めをしている会社。
工場の外に出てみると、想いに共感してくれる仲間が見つかりました。
采衣、わたしのためにも。